アフガニスタンに出兵している、
 美人で有名なアメリカ軍人とSNSで知り合い、
 まさかと思ったが、ひと月ほど連絡が来るようになった。
 とりとめもない話を片言の英語で返信していた。
 その後、「危険なミッションがあるので無事を祈って」と頼まれた。
 任務は達成で、タリバンが隠していたミサイルと大量の資金を取り押さえることに成功。
 ただ、負傷、入院したとの事。
 何となく本人ではない・・・と思ったが、
 心配してお見舞いのメールなど送っていた。
 その後、極端におかしな話となる。
 取り押さえたタリバンの資金は、
 米国政府・アフガニスタン政府と協議した結果、
 ミッションに参加した兵士でシェアすることになった。
 そんなうまい話は無いだろう、これは、いよいよ怪しい。
 一人2.5百万ドル(2.8億円)とのこと。
 彼女の両親は911で死んでいるので、身寄りはなく、
 米国には信頼できる受け取りを頼める人がいない。
 だから日本に送るので、僕に代わりに預かって下さいとの話となる。
 これは話が出来過ぎと、何回も断るが、現金の写真を送ってきたり
 しつこいので、嘘か本当か送ってくれば分かると放置していた。
 そしたら、入院中だし、
 大量の現金なのでカブールでは危険と、
 すでに英国赤十字のスタッフの協力を得て、
 英国経由発送したとのメール。
 運送会社からも同様の連絡が入り、
 送料は受取人払いで、4900ドルとのこと。
 紛争地帯のアフガニスタン⇒英国⇒日本なら、
 27kgのトランク一つでも
 空輸料金+デューティクリアランス料金+紛争地の配達+
 委託の審査料金となれば、これ位かもしれない。
 しかし、事前にきいた彼女の住所がおかしい。
 彼女の住所はレストランがあった。
 またそのZIPコードが間違っていた。
 さらに最近のミッションで見つけ発送したはずなのに、
 荷物の発送日が今年3月だった。
 試しにTV電話でこの内容を打合せようと話しても返事なく、
 これはやはり詐欺確定だなと判断。
 運送会社やSNSにも通報。
 ひと月以上もかけて、運送会社の職員ともタッグを組んで、
 巧妙な話ででっちあげる詐欺は、騙される人も多いのでは?
 最初から話半分で、英語の勉強になるかもと
 思っていたので良かったのかもしれない。
 気を付けましょう!
 > 危うく国際送金詐欺に惑わされるところでした。気を付けましょう!
 > https://www.jetro.go.jp/contact/faq/419.htm
 >これと近い内容です。ただ直前で気が付きました。また報告します。  
 > https://www.bengo4.com/c_1009/c_1410/b_693092/